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2023.10.02
コラム

葬儀におけるドライアイス事故に注意

葬儀におけるドライアイス事故に注意

葬儀においてドライアイスによる二酸化炭素中毒事故が相次いでいると、ニュースで報道されました。ドライアイスは、-78.5℃で固体化した二酸化炭素です。葬儀では遺体を保冷するためにドライアイスを使用しますが、ドライアイスが溶けて二酸化炭素が発生し、空気中の濃度が高くなると、中毒を起こす恐れがあります。

 

二酸化炭素は、通常の空気にも0.03%含まれていますが、濃度が30%を超えると「ほとんど即時に意識消失」し、死亡する確率が高くなります。

消費者庁と国民生活センターによると、2020年と2021年に宮城、宮崎、沖縄の3件で、3件の死亡事故が報告されています。いずれも、遺体を保冷するために棺の中にドライアイスを敷き詰めた状態で、ご遺体に近づき過ぎたり、棺の中に顔を入れたりしたことが原因とみられています。

 

葬儀においてご遺体を安置する際は、以下の点に注意しましょう。

 

  • ①棺の中に顔を入れすぎない
  • ②室内の換気を十分に行う
  • ③寝ずの番などで一人にならないよう、複数人で作業を行う

 

大切な人の葬儀で事故が起きないよう、十分に注意しましょう。

 

※故人様との最後のお別れ、棺へのお花入れの際に気分が悪くなったという話は聞いたことがなく、これまでどおりで問題ないと考えています。

 

ドライアイスによる二酸化炭素中毒の症状

二酸化炭素中毒の症状は、頭痛、吐き気、めまい、呼吸困難などです。症状が重くなると、意識障害や死亡に至ることもあります。

もし、ドライアイスによる二酸化炭素中毒が疑われる場合は、すぐに換気の良い場所に移動し、救急車を呼びましょう。

 

消費者庁「棺内のドライアイスによる二酸化炭素中毒に注意」

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_071/

 

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